会長あいさつ


会 長  岸 本  実 (きしもと みのる)


平成 26 年 6 月 7 日の平成 26 年度「一般社団法人広島県中小企業診断協会」

総会で新役員の選任が行われ、藤田前会長の後任として、小職が会長に就任することになりました。新副会長、新役員の方々と共に、諸先輩が築かれてきました当協会の良き伝統を継承すると共に、環境変化への対応・課題解決を図り、協会の発展に全力を尽くす所存です。

 新体制の発足を機に、総会直後に会長・副会長、新委員長で協会の方向性や課題について真剣に熱い議論をし、優先課題として協会のビジョンを描くことが合意され、現在、審議を進めている所です。その議論のベースとなるものは、会員、外部関係機関、支援先企業の当協会に対する期待と、会員診断士、外部機関・支援先企業を取り巻く環境変化です。

 当協会会員は、独立診断士 55%・企業内診断士 38%・企業経営 7%、地域では西部 83%・東部 15%・北部 2%、性別では女性 5%・男性 95%で構成され、平均年齢 55.5 歳、入会平均 14 年、となっています。会員の立場によって自ら目指すところ、協会への期待も異なります。機会を見つけて多くの方々から意見を頂戴していきたいと考えております。

 経済のグローバル化の進展、少子高齢化の急速な進展、アベノミクスに代表される、国の施策の展開などで、中小企業を取り巻く経営環境の変化は激しさを増しています。それに伴い、公的支援機関からの派遣要請件数の増加、金融機関・士業団体から新たな連携事業の話も出るなど、診断協会・診断士に対する期待・支援ニーズは高まっています。また、中小企業の海外展開の支援など、新たな分野の支援ニーズも出てきています。診断協会としても、環境変化に目を向けながら、関係機関との事業連携の輪を強め、深めていきたいと考えています。

 外部関係機関・支援先企業の期待に確実に応えて行くことは、協会・診断士の普遍的で重要な課題です。専門家として常に診断スキルの向上・リフレッシュが求められ、支援アウトプットの品質保証も求められます。協会の更新研修委員会、会員研修委員会、グループ研究委員会、受託委員会は、仕組み作りや各活動を通じて提案をしていきます。

 協会ビジョンや課題抽出・課題解決の取組みについては、理事会で審議した上、広報委員会担当の広報誌、情報化委員会・事務局担当のホームページなどで、会員に展開を図っていきます。

 会員には、積極的に協会の活動に参画し、活動を盛り上げ、意見を出して頂き、充実した活動にしていきたいと考えます。協会役員・会員が一体となって課題解決に取組み、開かれた新たな診断協会を築いていきましょう。