海外展開支援研究会

活動目的

日本の中小企業が国際化を行っていく際、予期せぬ問題に直面し、海外進出したものの、時には撤退を余儀なくされることがあります。異文化間の障壁を乗り越え、現地での永続的な経営を実現するためには、短期的な対応ではなく、長期的かつ戦略的なアプローチが必要です。この研究会では、企業の国際化の成功事例や失敗事例を多面的に調査・分析し、これらの情報を基にした助言を提供します。この取り組みの目的は、具体的なデータと知見をベースに、実際の企業活動を支援し、国際化の成功を促進することにあります。

代表

 平見 尚隆

連絡先

 担当者:平見 尚隆

  電話番号:087-832-1570  Emailhirami.naotaka@kagawa-u.ac.jp

会員数

   4名(令和66月現在)

入会条件

会費等

中小企業の海外展開・国際化に興味を持っておられる方

活動費は必要に応じて実費負担

活動概要

 

本グループ研究会は、国内の中小企業が国際化を図る際の支援の在り方を議論しております。バブル後の低成長、円高の中、日本の産業は大企業、中小企業を問わず、積極的に海外へと進出していきました。予期されていた結果とはいえ、国内の産業の空洞化によるGDPの停滞、並びに少子化による人員不足、円安の進行、資材の高騰なども相まって、中小企業を取りまく状況はますます厳しさを増しつつあります。

 

一方、昨今の起業ブームを反映して新しいタイプの起業が行われています。これらの中には、国際化に直結した活動もあります。代表が教鞭をとる香川大学にて行われているアントレプレナーや地域の中小企業がどのように国際化を図っているかなどについての調査研究を題材に、参加メンバーの意見交換を通じ知見を広げています。特に地方に根付く伝統産業の海外展開の余地は残されており、事業継続の観点からも重要と考えています。

 

 日本の伝統産業は、日本人の生活のスタイルの変化も相まって、一部にはその存続が危ぶまれるケースまで出てきています。さらには、今年の能登半島地震が輪島塗という伝統産業に打撃を与えたように自然災害が産業存続に与える影響、また感染症、サイバーテロによる市場の混乱も考慮に入れる必要があることが現実味を帯びてきています。本研究会ではこのような状況の中、いかにこれらの中小企業をサポートしていくべきかを地域の事例を調査しながら議論を続けています。

 

これらの知見を活かし広島地場産業においての中小企業や新規事業の国際化へ貢献していきたいと考えています。

 

入会を希望される皆様へ

会合は原則、毎月1回行っております。興味を持たれた方は、事前に上記連絡先までお問い合わせください。